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コンセプト重視



 1月20日、久しぶりに国立西洋美術館に来てみた。



IMG_0114.jpg


 
 以前は絵画というものは絵具やカンバスなどの支持体の色や質感、あるいは筆跡から感じる筆の動きや触感を単純に楽しむものだと思っていた。しかし何年か前国立西洋美術館でルネサンス期の絵画を見て、細部の一つひとつのものに寓意が込められていることに驚いた。彼らは世界を解釈し、その解釈を絵として表現しているのである。



 企画展のゴヤ展と常設展を見た。



 ゴヤは理性によって非合理な古い因習を打ち破り、より良い社会を築こうという当時の啓蒙思想の潮流に乗って、社会批評的な絵を描いた。つまり絵画そのものが目的ではなく、それは自らの考えを表現するための手段なのである。



 企画展の後、常設展を見た。ルネサンス期はイコノロジーを駆使して、自らの世界観を表現していた。やがてロマン主義の時代に入るともっと直接的に人間の感情や空想を表現するようになる。その後印象派やらキュビズムやらさまざまな展開があった。しかし共通するのは絵画であれ彫刻であれ、作品を作ること自体が目的というより、それらは作者の思想を表現する手段であるという点である。つまり西洋美術はコンセプト重視なのである。



 先に書いた絵画というものは絵具やカンバスなどの色や質感、あるいは筆跡から感じる筆の動きや触感を楽しむものだという私の感覚は、ここ数十年の絵画がそのようなものを前面に出しているからである。つまり、そのような傾向の影響を受けたものだ。そしてそのようなものを強調するというのも、コンセプトなのである。



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Comment
ご無沙汰しております
夜分失礼致します。
以前にもコメントさせていただいた者です。
時々訪問させていただいては、拝読しております。
別の方のコメントにあった『共通感覚論』ですが、私も何度か読みました。
コメントありがとうございます
junさん、お久し振りです。

こんな更新頻度の低いブログに度々来ていただいて、
ありがとうございます。
私もjunさんのブログは、興味深く拝見しています。
正直言うと、以前は違和感を感じるところもありました。
しかし無視できない強烈な何かを感じるのも事実で、
ずっと読んでいました。
そして最近はむしろいろいろと納得できるようになりました。

ところで「共通感覚論」ですが、
その方にお薦めいただいて読もうと思いつつ、実はまだ読んでいません。
二人の方の話題に出たからには、読まねばなりませんね。
どうも読書が苦手なのでいつになるかわかりませんが、
そのうち感想でも書きます。
ありがとうございます
 ご返信ありがとうございます。

> 正直言うと、以前は違和感を感じるところもありました。
> しかし無視できない強烈な何かを感じるのも事実で、
> ずっと読んでいました。
> そして最近はむしろいろいろと納得できるようになりました。

 弘毅さんのブログを拝読していると、弘毅さんは「私のブログを、違和感を覚えつつも違和感の裏まで読む方」だろうということが、僭越ながら、何となく分かります。おそらく、深く読んで下さっているのでしょう、ありがたい限りです。

 内容的には、似たようなことを書いている可能性はもちろんあるのかもしれませんが、特に「私に無くて弘毅さんに有る何か」を感じて、私は参考にさせていただいています。

 一言で言うと、「同じことを言おうとして、それを力まずに何気なく成し遂げている無為の方法」のようなものでしょうか。

 まあ、このあたりのことは、可能でしたら、また私の個人メールにでもご返信いただければ、話してみたい点ではあります。
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三室戸弘毅

  • Author:三室戸弘毅
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    うつ病をきっかけに、15の頃から20年以上ひきこもってます。
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