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ベルリン国立美術館展




 8月25日、国立西洋美術館でベルリン国立美術館展を見た。展示を眺めながら考えたことを書いておく。



 数年前ルネサンス期の絵画を見て、衝撃を受けた。それが何なのか考えた。ルネサンス期の人々は経済や政治といった世俗的な問題から、ギリシア・ローマの神話や哲学といったあらゆることをキリスト教的世界観を中心に統一的に理解しようとした。しかし実際には世界はそんなに単純ではなく、その後の歴史としてはキリスト教的なもの自体が相対化されてしまう。そうは言っても、世界を統一的に理解しようというその野心と情熱には感銘を受けた。


 
 そして知識の収集や思考の蓄積から逃げず、私ももっと積極的に自分の置かれた状況を解釈しようと努めるべきだと感じたのである。数年前は知識を集めてそれを緻密に組み立てるような根気と集中力を、私は病によって失ったと思っていた。そして、下手に関心を広げることを恐れていたのである。なぜならあれも知らなければ、これも知らなければと強迫的になり、自分に負荷をかけることを恐れたからである。



 さて時代が下るとともに、作品の内容が薄くなるような気がした。かつては自分たちの世界観に基づいて巨大な聖堂や宮殿が建てられ、彫刻や絵画はそれらの装飾の一部だった。つまりそれぞれの芸術作品はそれだけで完結したものというより、全体の一部だったのである。しかしやがて作品は個人が購入し、個人で眺めるものになった。そして芸術作品は壮大な世界観を表すというより、作者の個人的な趣味や見解の表明となってしまった。



 具体的な展示の内容に関して言えば、素描のコーナーが良かった。細かくいろいろなものが書き込まれた作品の下絵なんかもあった。私は人が試行錯誤しながら、細かいことを、ああだの、こうだの考えているのを眺めるのが好きなようだ。



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三室戸弘毅

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    うつ病をきっかけに、15の頃から20年以上ひきこもってます。
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